変遷
昭和29年
視聴覚ライブラリーは、昭和29年、岡崎市小中学校視聴覚教育協会の発足に始まる。この協会は,市内小中学校の視聴覚教育の進展に寄与することを目的として、以下のような事業を行うことを目指した。

- 視聴覚ライブラリーの設置並びに視聴覚教材及び教具の貸し出し
- 視聴覚教材及び教具による学習指導法の研究
- 視聴覚教材及び教具の選択並びに購入・巡回・評価
- 視聴覚教材の作成並びにそれらの活用
- 視聴覚教育に関する調査並びに研究発表
- 視聴覚教育施設の充実促進
岡崎市視聴覚ライブラリー
昭和48年

公立化は、昭和48年からになる。これは昭和46年の文部省社会局長通知「視聴覚ライブラリーの充実整備について」を受けてのものである。昭和48年6月、社会教育・学校教育における視聴覚ライブラリー一本化のための「岡崎市視聴覚ライブラリー条例」 (岡崎市条例第28号) が市議会において可決され、7月1日、市立図書館の1室において、岡崎市視聴覚ライブラリーが発足し、次の2点を基本姿勢として運営を行うこととなった。
- 学校教育及び社会教育の振興に資する。
- 受動的なサービス機関としてより、能動的な指導機関としての運営を工夫する。
設置された
なお、公立化にともない視聴覚指導員(学校教員)が運営補助として配置された。
昭和53年
市立図書館の1室を利用してのライブラリー業務も、機材・教材の増加に伴い手狭になってきた。そこで、市役所6階にあった教育委員会事務局の7階への移転に併せて、ライブラリーも市役所7階に移転した。
昭和61年

市役所内の部・課の増設に伴い太陽の城に移転。移転に際しては「市民の活用しやすいライブラリー」としての地の利から太陽の城に決定され、4月から業務を開始した。
移転した太陽の城
平成6年
11月には、昭和29年、岡崎市小中学校視聴覚教育協会発足以来40年を記念して、岡崎市視聴覚ライブラリ−40周年記念式典を岡崎市福祉会館で開催した。また、記念事業として記念誌「岡崎の視聴覚教育 −40年の歩み−」を発刊した。
平成8年

11月、岡崎市情報ネットワークセンターの開設に伴い、視聴覚ライブラリーも社会教育、学校教育両分野における映像情報の発進拠点として機能するべく当施設3階へと移転した。
情報ネットワークセンター
平成10年
6月にCATV(MICS)で「教育チャンネル」の放送を開始した。
平成11年
6月にCATV(MICS)で「チャンネルおかざき」の放送を開始した。教育チャンネルと行政チャンネル・農業情報・駐車場情報を統合して一つのチャンネルにした。
平成16年
10月にデジタルビデオライブラリーのシステム更新を行い、「教育チャンネル」への映像配信だけでなくビデオデータの検索を可能にした。
平成17年
2月に設立50周年記念式典を教育文化館および太陽の城で開催した。また記念事業として記念誌「岡崎の視聴覚教育−40年のあゆみと、この10年の活動ー」を発刊した。
平成18年
2月に「教材・機材予約システム」を構築し、市内小中学校で運用を開始した。(4月より一般団体からの利用が可能)
平成21年
デジタルハイビジョン編集システム・配信システムの運用、ハイビジョン映像教材の制作を開始した。
平成23年
岡崎市情報ネットワークセンターが庁舎になり、所在地の施設名が「市役所西庁舎南棟」に変更された。